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<title>カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)</title>
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<description> 全５巻読みきりました。他の翻訳で何回か読み始めたことはありますが、１００ページ以内で投げ出していました。些細なことは別にして、読みきれたということだけで☆☆☆☆☆です。
 この作品は著者の５ページ...</description>
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 全５巻読みきりました。他の翻訳で何回か読み始めたことはありますが、１００ページ以内で投げ出していました。些細なことは別にして、読みきれたということだけで☆☆☆☆☆です。
 この作品は著者の５ページほどの序文がついていてそこには「主人公は偉大ではなくこの物語を書く意味があるのだろうか」とか「最初の物語の２ページめで投げ出しても良い」などがあり、作品に付き合う覚悟の程を試されているようです。読後、気がついたのですが第５巻に６０ページほどのエピローグがあります。最初にここを読むことをお勧めします。全体の雰囲気が凝縮されています。最後に主人公が子供たちに伝えるメッセージはこれだけで感動的です。
 翻訳の亀山先生は解説で音楽的な要素があることを強調されています。私は交響曲などより「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」のさまざまな性格の人物があるがままに生き生きと活躍するゴージャスな世界「魔笛」「マタイ受難曲」の神秘的、瞑想的な音楽を感じました。サスペンス（今日の科学捜査を前提にすればナンセンス）、恋愛、宗教、哲学などの要素を含む長大な作品をこれだけ飽きさせず読ませるというのは音楽を意識しながら翻訳されたためだと思いました。一読、いや二読、三読をお勧めします。文体は饒舌で情緒的、観念的。登場人物は歓喜し絶望し冷笑し絶叫する。その感情の起伏はジェットコースターのよう。

あらすじ的には父親殺しを巡る推理劇と言えなくもない。しかし、メインプロットとはどうみても無関係に思われるサブプロット、ディテール、登場人物が、要するに枝葉がこれでもかとばかりに繁茂している。いったい今読んでいるこの部分は、この大木の幹につながっているのだろうか？とたびたび不安になり、うんざりしてくる。
たとえば神の存在について登場人物が開陳する持論。それが、先述の「過剰な」叙述でもって延々と描かれる。

第５巻の大半が費やされる訳者による「解題」によって、そうした「うんざり」の大半が相応の意味付けを与えられはするのだが、もし解題なかりせばとんでもない徒労感が読後に残ったことだろう。

ところで、本書が世に出た１９世紀ロシア（もくは欧州）の人々は、この大作をどのように読んだのだろう。
もちろん解題などないわけで、その中でこうした収まりの悪い「過剰な」エピソードやディテールをどう咀嚼したのだろうか。
少なくとも現代日本のスピード感や文化的問題意識においてはどうにも向きあうことのシンドイ諸々の内容も、当時のロシアの人々にとっては同時代性を持った切実なテーマとして捉えられたのかもしれない。
また振幅の激しい感情をもった登場人物のキャラ設定も、当時のロシアの「情緒」からすれば別段の違和感はなかったのかもしれない。
そうとでも考えなければ、この壮大すぎるストーリーをそのまま受け入れるなんてことは出来ようもないと思われてならない。

とはいえ、この作品に触れておくことは「読書経験」としては決して無駄ではあるまい。
その意味でも本書は一読の価値はある。
もう一度読め、と言われたら「ご勘弁を」かもしれませんけど。
 過去、新潮文庫にドストエフスキーの作品が山脈のように連なっていた。「罪と罰」「白痴」「悪霊」「未成年」････、いずれも大部で読破した作品もあるし、挫折した本もある。
 カラマーゾフはその中でも特に長く、名作といわれながらこれまで読んでいなかった。

 １巻目を読了したが、これまで読了を阻んでいた「呼称の複雑さ（正式名称や愛称、父称などロシア人の名前はややこしい）」「訳文独特のわかりにくさ」はかなり払拭されていて、読みやすかった。
 また巻末に、当時のロシアにおける宗教の情勢やドストエフスキーの宗教的スタンスも記されており、作品自体の理解を助けている。

 文章のつながりの悪いところがいくつもあるが、これは原文のせいであろう。ドストエフスキーは悪文家だったとどこかで読んだことがある。

 それにしても、愛憎が錯綜するカラマーゾフの一家を巡る面々、これからどうなるのか非常に楽しみである。人物描写はさすが。
 

 
出版社は、画期的な新訳と宣伝しますが、翻訳臭のする文体で書かれたふつうの訳文です。昔出版された本をお持ちの方は、わざわざこの本を買ってまで読む必要はないでしょう。「昔、途中で挫折したが、今回は読めた！」という方は、年齢を重ねてこの小説の面白さがわかるようになったということであり、この本のおかげではないでしょう。週刊新潮５月22日号で取り上げられているとおり、この訳書にはおびただしい誤訳がある。指摘した「ドストエーフスキイの会」のHPによると、誤訳・不適切訳は、検証された第１巻だけで100以上。全巻では数百箇所に上るという。しかも、その多くが初歩的誤りであり、チェックの杜撰さは否みようがない。実際、誤訳のほとんどは先行訳では正しく訳されているのである。

それだけではない。その後の対応に不信が募る。１月末以降、訳者・出版社は、指摘をなぞり、脱落も含めて第１巻の40数箇所を第20刷と22刷で訂正している。ところが、このことは明記も公表もされていない。しかも、上記週刊新潮で誤訳訂正について質された訳者は、「ケアレスミスが10箇所程度。その他は解釈の違い」と弁明しているのである。残念ながら、これは事実に反する。現に40箇所余りを訂正しているのがその証拠であり、また、その大半は上述のように「解釈」以前のレベルの誤訳だからである。

問題は更にある。訳者は、先の弁明の如く大量誤訳の事実を認めていない。従って、第１巻の残り、そして、巻を追って増すという第２巻以降の膨大な誤訳はいまだ手つかずのまま増刷され続けているのである。

苦しいことではあろうが、訳者・出版社は、誤訳の実態を率直に認め、もう一度原文に立ち返って全巻を徹底的にチェックし直すべきである。そして、できるだけ早く改訂版を出してほしい。それが、読者、また、作品に心血を注いだ原作者に対して果たすべき道義的責務ではないか。なお、誤訳の中には、読解不足に由来するものもあり、また、恣意的誤訳も散見する。これらも是非正して頂きたい。

ドストエフスキーの魅力を広く世に伝えた訳者の功績は大であり、読みやすさを目指した新訳の意図に異論はない。問題は、翻訳の基礎がおろそかだったことである。これでは、作品の読みを深めることは出来ない。新訳が信頼できる翻訳に生まれ変わることを願いたい。

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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/02/4334751172.html">
<title>カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)</title>
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<description>まず通常の人間ならば新潮のほうを買ってるはずです。こんな翻訳のを買ってる人間は流行りに流されて本を選ぶしかも本が本だけにタチの悪いスノッブです。この本は聖書をよく読み耽り社会とは?国家とは?キリスト...</description>
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まず通常の人間ならば新潮のほうを買ってるはずです。こんな翻訳のを買ってる人間は流行りに流されて本を選ぶしかも本が本だけにタチの悪いスノッブです。この本は聖書をよく読み耽り社会とは?国家とは?キリストとは?幸せとは?人生とは?人間とは?神とは?そういうことを日常から追求している人じゃないと絶対に理解できない今の日本の漫画ばかりみたり文字を追うことを読書だと勘違いしてるこの本を購入した皆さんは典型的なエセ読書家ですね フェラポント神父に始まり、スメルジャコフやスネギリョフ大尉などカラマーゾフを固める役者達が続々登場する。エピソードを通じて詳細な人物像が浮かび上がる。でもこの時点では、これが後半どのようなことに結びついていくのかはわからない。

 わからないと言えば、「大審問官」も同じ。ゾジマ長老のアンチテーゼとして登場した感があるが、なぜかこの部分だけ邦訳そのものが難解。後半を読めば、第２巻でのエピソード群がどのような意味を持つのかわかるだろうと思いながら読み進めた次第。

 一方、ミーチャの精神状態とフョードルとの関係はいずれも益々悪くなっていく。不安を抱えながら、第３巻へ突入する。アリョーシャは小川で子供のケンカに巻き込まれる。コレは、イワンの話の伏線だ。石ころは「闘争」パンは「貧困」を暗示する。くたびれた古いコートを着た少年は、孤軍奮闘インティファーダだ。

■悪魔の質問「石をパンに変える」
コレは“争う兵士を平和な農夫にかえる”世俗政治の必要性だろうか？病気を抱える家族に、金銭的誘惑…姉歯建築士の耐震偽装事件05年11月を連想する。イワンの主張は『幼児虐待を前提としたキリスト教社会なんてまっぴらだ！』（幼児虐待は一つの典型例にすぎず、異端害や魔女狩りも含む、幼児はマイノリティの象徴か）と聞こえた。ただし、僕ら運用側にも責任があるのでは？と思った。

 例えば、柔道のヘタクソなフランス人がいて、そもそもルールが悪いんだ！「技あり」なんて無くしちまえ！これって責任転嫁に聞こえる。ルールだけの問題か？運用側の問題でもあるだろう、ルールに文句つける前に審判にメガネを買ってやれよ！現実に幼児虐待がある、これって全て聖書の責任か？オレ様が、創造主の想定外なことをしたって構うもんか。そもそもルールの方が、曖昧でおかしいんだ！？

■イワンの問題提起は「教会が国家に属すべきか否か」
いっぽう、ゾシマは「教会の裁判こそが唯一の真実」さらに、教会は犯罪者の更生(良心)を見放さない。《一巻169ｐ》太宰は『人間失格』のなかで“一つの罪に対して、罰は二種類ある”という様なことをいった。つまり

地上の罰（被告vs原告、裁判官、世間）と、もう一つは天上の罰（罪人の良心vs神）だ。

 ゾシマは、神のみが“良心の呵責”を認識でき、科学や精神分析では無理、という。被告の反省の弁は、検証可能か？“犯人が心のなかでは舌を出してるかどうか”例えば光市母子殺害事件99年事件後犯人が友人にあてた手紙が、証拠として公開された。その内容は…字数オーバー次巻へ続く イワンの大審問官の話は圧巻だった。最初読んだときはただ単に読み流しただけで、イワンが何を言いたいのかよく分からなかった。２回目を読み終えた今でもよく分からない。でも１回目に呼んだときには何も感じなかった何かを感じた。夢中になった。結局イワンが述べたいのは以下のようなことだと思う。人類は結局キリストが訴えているような自由を求めていない、ということだ。キリストこそが人間にとって悪魔のようなものなのではないとだろうか、そう言いたいのだと思う。
 ゾシマの死に際における説教についても強烈な印象が残った。人間は互いに尊敬しあうべきである、ということを感じた。ゾシマは科学に頼りきってはいけないとも述べている。科学など、人間の理性から生じたものなど、実は大したことではないのかもしれない。人間にとって一番大切なのは他者の存在を尊重し、しっかりとコミュニケーションを取って、心の底から愛することなのだと思った。 
 登場人物の紹介 

（ ＝ω＝.） 泉こなた ２６歳 二ート 

（；//Д//） 柊かがみ ２２歳 国立大学理学部生 

('・ω・｀) 柊つかさ １９歳 変な宗教に入ったかわいそうな子 

〜本編〜 

〜ガストの中〜 

（；//Д//）＜私がライトノベルを投稿してるのは知ってるよね？そこで、私の傑作な話を考えたんだケド・・つかさ、読んでくれる？ 

('・ω・｀)＜ごめん、おねーちゃん・・私、字を読むと眠くなるから・・ 

（；//Д//）＜そっか、なら、口頭で内容を言ってみるわ。 

（ ＝ω＝.）＜全部、暗記してんの？凄いネ(ある意味・・) 

（；//Д//）＜タイトルは『大審問官』よ 

（ ＝ω＝.）＜テラ中２病じゃん、恥ずかしいよ、かがみ 

（；//Д//）＜私は つかさと喋ってんのよ！なんで、あんたがここにいんのよ！ 

('・ω・｀)＜・・・・・ 

（ ＝ω＝.）＜本当は、私にも聞いて欲しいくせに、かがみは意地っぱりのツンデレさん 
だなぁ・・ 

（；//Д//）＜つかさ、こいつ殴っていいか？ 

('・ω・｀)＜おねーちゃん、落ち着いて・・ 

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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/03/4334751326.html">
<title>カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)</title>
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<description>古典新訳文庫。読みやすく、1巻からずっと仕事の合間を見つけて読んできたが、4巻の裁判で止まりがちになり、半年くらいかけてぼちぼち読んだ。人間存在に関する様々な洞察が深く、しばしば書き留めたくなるよう...</description>
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古典新訳文庫。読みやすく、1巻からずっと仕事の合間を見つけて読んできたが、4巻の裁判で止まりがちになり、半年くらいかけてぼちぼち読んだ。人間存在に関する様々な洞察が深く、しばしば書き留めたくなるようなフレーズがある。しかし、増長な文章の中でマラソンをしているようで、特に最終検事の答弁などは、もうちょっとシンプルでもいいのではないかと思う。 恐らく本作のレビューは殆どが高評価であろう。なぜならこの『カラマーゾフ』を４巻まで読むのは余程ハマッタ人達だからだ。
 私は本来なら２巻あたりで挫折していた読者だが、義侠心と半ば意地で４巻まで何とか通読し、このレビューを書いている。
 よく『カラマーゾフ』は前半退屈、後半ワクワクとゆう評価がされるが、それはハマッテ通読来た人達の評価。その裏には何倍もの途中挫折組が居ると考えられる。私も本来ならその挫折組みの一人である筈だが、今回このレビューに書きたいがために、頑張ってこの４巻まで何とか読み終わった。以下断言できる事。

 １）本『カラマーゾフ』はハッキリ言って、ダラダラ長いだけの失敗作です。よっぽどドストエフスキーにハマッったマニア以外は読む時間が無駄でしょう。一気に全巻購入は止めて、第１巻（の）冒頭）だけ読んで、通読するかどうか判断して下さい。後半にもそれを凌ぐ場面はありません。
 ２）これは訳者の力量ではありません。原作が失敗作なのです。岩波文庫でも私は第１巻で挫折しました。
 
 第５巻も意地で読みます。 父殺しがテーマだが、殺しの場面は直接出てこないので、やはり裁判シーンがこの物語最大の見せ場ということになる。ただ、この４巻を読んで私が最も心引かれたのは、アリョーシャとドミートリーの接見の場面のやりとり。
 ドミートリーの口から「もしも、神さまがいないとなりゃあ、人間が大地と世界の主人てことになるよな。悪くないぜ！ただし、人間は神さまがいないのに、どうやって善良でいられる？」
 登場人物中もっともわかりやすいドミートリーから発せられる単純明快なセリフである。このフレーズだけでなく、作者は自分の主張をいろいろな所に埋め込んでいるように思う。読者は、これをどのくらい掘り出すことができるだろうか。2週間かけて読んだ。新訳は読みやすい、活字も大きい。
カラマーゾフ的なものとは清濁混沌とした人間性そのものなのだろうか。
百年以上経ってもこの小説は心に響く。インターネットが普及したぐらいでは、人の心のあり方なんてものは、そうそう簡単に変化するものではない。

→コーリャの存在感
 めっぽう強いやつ
 抜け目がなく、粘り強い、度胸もある、何かをすすんでやってのける気構えに満ちている
 鉄道事件の後は、さすがに母と子は感極まり、まる一日、ひしと抱き合い、体を震わせて泣き通した
 「プライドが高くて、目がぎらぎら光っている。そういうやつが大好き」
 うちの学校じゃ、全科目一番の生徒
 生活にまみれていない天性が、荒っぽい馬鹿げた話で歪められている
 「たとえ一人きりになっても、きみだけはやっぱりみんなと別の人になるんですよ」

→散々な描かれ方のグルーシェニカが愛したポーランド人
 乞食同然の恐ろしく貧しい暮らしぶり
 連日、無心の集中砲火

→スコトプリゴニエフスク、町の名前、家畜追い込み町
 父殺しの裁判をめぐる噂が、ロシア全国に隈なく広まっている

→イワン
 モスクワから帰ると、カテリーに対する燃えるような狂おしい情熱に、身も世もなくのめりこんでしまった
 
→フョードルの死
 後ろから後頭部のてっぺんめがけて、打ち下ろしました
 二度、三度。三度目に、ぐしゃっと割れた手ごたえがありました。

→分裂した自分との会話、イワン
 人はいずれ死ぬ身であって、復活はないことをしるので、死を、神のように誇り高く、平然と受け入れる
 真理を認識すれば、新しい原則に従って、完全に自分の好きなように身の振り方を決めることが許される

→弁護士、渾身の言葉
 この世には、心を狭め、全世界を向こうに回して非難する人々がいます。しかし、そうした人々の魂を温かい憐れみで圧倒し、愛を与えてやれば、その魂は自分の行いを呪うようになるでしょう。
 
 



私があれこれ言う必要もない、古典的名作です。
法律を勉強されている方々にとっても、一大法廷絵巻であるこの４巻は、
刑事サスペンスの名作として、とても勉強になるかと思います。
目からウロコでした。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/04/4334751237.html">
<title>カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)</title>
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 ついに、この第三巻で父親フョードル殺しが出てくる。章立ては「アリョーシャ」「ミーシャ」「予審」となっているが、予審の章はミーシャが主役だから、この第三巻は殆どミーシャを中心とした話であると言ってよいだろう。
 グルーシェニカの愛を確信できた途端に、父親殺しの疑いをかけられたミーシャ。金銭については性格破綻者と言ってよい彼の行動・発言はなぜか心に響く。憎めないキャラクターである。

 話は変わるが、当時のロシアの風俗や習慣のわからない読者にとって、大きな助けとなるのが巻末の読書ガイドである。翻訳の現代語化もさることながら、これまでの翻訳と大きく異なるのはこの点かもしれない。訳者が読者にずっと寄り添って、この長編の読破を助けてくれる。つまり地上の罰（社会的罰）と、天上の罰（内面への罰）だ。ゾシマは、神のみが“良心の呵責”を認識でき、科学では無理という。例えば光市母子殺害事件
後、犯人の手紙が、証拠として公開された。

「選ばれし人間は…私を裁けるものはこの世におらず」
これら供述は『罪と罰』『ドラえもん』の丸写しだが、夢は小説家らしい。
一方で精神医学では、良心が欠落した異常者“サイコパス”の存在を唱える。どちらが正しいのか、科学は、人の内面をも暴けるのか？

■大審問官は居直る『自由は、三次元の人間にとって荷が重すぎる』
民衆の「闘争・貧困」解決策は、取引しかないと。たしかに我々は、『バックトゥザフューチャー』の様に四次元的に行動できない。日本は今、スピリチュアルブームだが、占い師が、詐欺師かどうかも神秘だ。
自由を苦痛に感じる弱者は、現代日本にも確実に存在する。例えば刑務所を出所した老人が、わざと万引きをくり返し、囚人に戻りたがるというニュースを聞く。

■「不死がなければ善もない」《一巻182ｐ》
コレは、魂の不滅がないなら因果応報が機能しない、ことか。
つまり現世で無実の青年力士が、（ビール瓶で撲殺される様ないわれなき現世の罰が）来世で報われないならば、善悪は無意味だ。
司法の補償も怪しいものだ。時津風部屋で07年6月26日に撲殺がおき、立件されたのは約３月後。それもそのはず警察は、診断書を書換え妥当な検視も怠った。「耳は裂けアザ・火傷だらけの死体」は「心不全」と診断された。我々が欲する「くもりなきメガネ」は、科学がもたらすのか？それとも、神が与えた自由には、善悪の審判は含まれないのか？

戦後日本は国民宗教を失った。法律を補完する社会規範を失った以上、地上の罰に頼らざるを得ない。それが現代日本の現状だ。ゾシマが誇る様な“教会”を持たない日本における死刑制度は… 高校時代の同級生が昔、「『カラマーゾフ』なんか、最後の方は早く続きが読みたくて仕方なくなった」と言ってたし、ある女流作家（金城ひとみだったかな？）も、「１〜２巻は数ヶ月、３巻以降は数日で読めた」みたいなことを書いていたもんだから、１〜２巻で相当退屈したにも関わらず、半ば意地で、でも少し期待しながら、３巻も数ヶ月かけ、とぎれとぎれでやっと読了した。

 正直な感想＝愛読者の皆さん、『カラマーゾフ』ってどこがそんなにいいの？
 
 ミーチャの大時代的で、芝居じみた長ったらしい台詞なんてシラケッパナシ。単に女と酒に溺れやすい激情型人間にしか見えない。父親殺しというモチーフも現代の日本では極々日常的に報道されているし、別に新鮮味もないしなあ。３巻ではアリョーシャやイワンは全く登場せず、ミーチャの一人舞台だが、私にとってはあまり興味深いキャラではない。カラマーゾフも『罪と罰』位の長さ（文庫２巻）で、丁度良い話ではなかろうか。どう考えても、物語としてはダラダラし過ぎた失敗作だと思う。

 ４〜５巻どうしようかなあ。こうなりゃ、意地でも読むしかないか。 ミーチャと予審判事、検事とのモークロエ（取り調べ場所）でのやり取りが面白かった。ミーチャの｢恥辱｣について検事たちが理解できなかったのはやむを得ないだろう。ミーチャはグリゴーリーに対しては半殺しにしたにも関わらず、そのことは父殺しの事に比べて対して関心を持っていない。罪の意識も持っていないと思う。

 召使であったとしても一人の人間であるので（しかも自分の命の恩人でもある）、もっと殴ったことに対して罪の意識を持つべきだと思った。助かったからそれでよかった、という問題ではないと思う。じっくりと腰を据えて本を読む機会がなく、
とぎれとぎれとなりましたが、第３巻を読み終えました。
この新訳では、読み始めるとグッとのめり込んでしまい、
時間が経つのも忘れてしまうので、途中で意識して時間を見なければいけません。
以前違う文庫シリーズで読んだときは、なかなか進まないなぁと思ったものでしたが、
それとは全然違うワクワクとした気分です。

第２巻は、大審問官やロシアの修道士などの有名な箇所があって、
それなりに力を入れて読みましたが、
この第３巻は長男ドミートリーとその取り巻きの人間関係が描かれていて、
大きな事件もあったりして、本当に面白く読むことができました。
新しい訳で、ドミートリーが等身大の人間に見えてきますし、
ドミートリーの人間性も理解しやすい気がします。
面白いのは、前の２巻であれだけ大切に扱われてきた他家族３人が、
まるでドミートリーの話しの小道具のようで、
この小説におけるドミートリーの重要性がしみじみ感じられる巻だと思います。

本編は残るもう１巻。楽しみに読ませてもらいます。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/05/4334751334.html">
<title>カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫) (光文社古典新訳文庫)</title>
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大長編のエピローグ、わずか60ページほどだが、高揚感にあふれ、ポジティブな力がわいてくるようなエンディングで大満足。ここまで読んでよかったという充実感に満たされた。その後のドストエフスキーの生涯についての記述も興味深く読んだ。ただ、約半分を占める解題は興味深いが、また別の作品として出版されてもよかったのではないか。小説は小説でかたまりとして完結したほうが、続いて読んでしまって、読後の感激に理性の分析が入ってちょっともったいないかもしれない。読破しました！と言う言葉がぴったりの小説です。
とは言うものの、２ヶ月程で全５巻を読み終えました。そう言う意味ではかなり読みやすかったんだと思います。もっと苦労する覚悟でしたが、その反面新訳なのだから読みやすくなっているはず、という期待もありました。確かにある程度古い表現や、口語では少し違和感を感じるような表現もありましたが、結果的にはそんなことは気にならないほど、どんどん読み進むことが出来ました。それはもともとドストエフスキーの文体の力なのか、訳者である亀山氏の工夫なのかな分かりませんが・・・。
私はロシアの古典文学を読んだことが無かったので、何の先入観も予備知識もない状態でした。宗教的なことや、当時のロシアの状態など、分からないことだらけでしたが、各巻の最後にそれぞれ解説が付いていて、それを読むことによって本文では理解できていなかった事も更に理解することができ、そういった工夫も大変ありがたかったです。
ですので初心者にはかなりお勧めです！

内容的にもかなり興味深く、どこまで掘り下げて考えるかは読者次第と言えるでしょう。そう言う点でもあらゆる人が楽しめると思います。
また数年先に読み返すと、現在の自分では感じ取れなかった事に気づくのかな、などと思いを巡らせたりしています。
 最終巻は、冒頭にエピローグの章があるものの、殆どが著者による解説である。本作に対する理解を深めるため、まずはドストエフスキーの生涯を説明し、本作の解説へと移っている。
 これまで本作の解説というと、表面のストーリーとその背後に流れる神の存在を巡るテーマについて論じられてきたが、著者はそれだけではないだろうと主張している。それは自伝の要素である。
 著者は「自伝の締めくくりとして、カラマーゾフの兄弟全体を構想していたといっても過言ではない」と述べている。
 私は、この解説を読んで、改めて本作品の構成力に圧倒された次第である。
 １９世紀の作品とはいえ、今は昔、現在の知識では理解できない時代背景や当時の常識が散りばめられている。ましてや外国の作品であればなおさらである。自分で一字一句理解しようと無理をせず、水先案内人に従って読書を楽しむのも悪くない。

 ま、「エピローグ」という言葉からも予想される通り、この第５巻での『カラ兄』本文の残りはごく僅か、366ページ中なんと63ページまでしかない。残りの部分は訳者による「ドストエフスキーの生涯」「年譜」「解題」「あとがき」である。つまり本文は解説の５分の１しかない、ってこと。
 訳者の意向により、このエピローグだけで一分冊にしたかったらしいけど、営業的にはどうなんでしょ？なんか、訳者が自分のカラ兄解説書まで買わせる「抱き合わせ商法」にも感じられる。

 で、本編「エピローグ」ですが、やはり大幅なストーリーの展開は無く、最後のアリョーシャの子供たちに対する歯の浮くような「お説教」の後、唐突な「カラマーゾフ万歳！」って、どうよ？冤罪で流刑になっちゃったミーチャはどうなんのよ？脱走計画は？まだ、全然話終わってないでしょうってば！
 ま、元々作者前書きの部分で本作は物語の前半部、つまり続きがありますよ〜、って断ってんだから仕方ないかも知れないが、じゃ世間はもっと「カラ兄は未完の作」って事を周知徹底して欲しいよ。

 「ドストエフスキーの生涯」は読みやすい文章で分りやすかった。「解題」の方は思い入れたっぷりに書いているのは分るが、ここまでやると贔屓の引き倒しでしょう、って気がしてきた。むしろこれだけ歴史的、伝記的、文化的考証が必要な原作はもはや現代の一般読者が読むにはそぐわないとの感を強くした。

 全巻通読後の最終結論＝ドストエフスキー代表作は『罪と罰』で決まり、『カラ兄』通読必要無し！5巻まで読み終えるのに優に3ヶ月を要した。人間の善悪の本質、キリスト教と無神教、高貴な心と醜悪な感情、重層に繰り広げられる壮大なドラマである。150年経っても、人間の本質はさほど変わらないということを思い返された。

→気に入った表現をいくつか
子供時代の、両親といっしょに暮らした時代の思い出ほど、その後の一生にとって大切で、力強くて、健全で、有益なものはない

どうか人生を恐れないで！なにか良いことや正しいことをしたとき、人生って本当に素晴らしいって、思えるんです！

新約聖書と旧約聖書、とくにドストエフスキーに強い興味を覚えさせたのは、神のむごたらしい試練を受け、信仰を失わないヨブの話

極端に内気で人付き合いの苦手な若いころのドストエフスキー

政治犯容疑のドストエフスキーは、4年間、シベリアの流地で人生の奈落を経験

罪と罰 世界文学史上に燦然たる光を放つ小説 農奴解放後のロシア社会を襲った混乱

ロシアが国家としての推進力を失い、崩壊の道を辿りつつあるという、ナショナリストとしての漠とした絶望感
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/06/4834000621.html">
<title>おおきなかぶ―ロシア民話 (こどものとも傑作集 (26))</title>
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<description>ただ「でっかいカブを土の中から引き抜く」っていう何らドラマにもなりそうもないお話で子心を引き付けたという事実がまず凄い!

引っ張る→抜けない→人が追加される→また引っ張る

の繰り返しなんだけれど...</description>
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ただ「でっかいカブを土の中から引き抜く」っていう何らドラマにもなりそうもないお話で子心を引き付けたという事実がまず凄い!

引っ張る→抜けない→人が追加される→また引っ張る

の繰り返しなんだけれど、「カブの引っ張り方」以上に「話の引っ張り方」が絶妙(笑)。
これは小さいお子さんに朗読して聞かせてあげるべきお話だと思いますね。

「リズミカルな繰り返しを声に出す」ことでまさしく「生命(いのち)を吹き込むに等しい行為」になるのです。

つまりね、このお話を作ったのは名も無き人だったとしてもです、
「このお話自体に実際に生命を吹き込んであげて、素晴しいものに仕上げてあげるのは読者」なんですよ。

「読者参加型」って、こういう意味なのかもしれませんよ。
 おじいさんが愛情をこめたかぶは見事に大きく育ちました。おじいさん一人ではなかなか抜けないので、おばあさんを呼んできて一緒に引っ張ります。やはりかぶは抜けないので、おばあさんは孫を呼んできて…と、次々と協力者を呼んできてはかぶを抜こうとします。
 おじいさんのごつごつした手や、勢いよく伸びるかぶの葉など、絵に迫力があります。また助けを待っている間のおじいさんが、だんだん疲れてくる様子に笑えます。
 １歳の我が子に読み聞かせると静かに聴いてはいますが、自分から持ってくることは少ないです。助け合うことや、達成感、喜びを分かち合うなどの経験がまだあまりないので、共感するには少し早過ぎるのかもしれません。個人的には好きな絵本なので、今後楽しんでくれたら嬉しいです。教科書にも載っている、有名なお話です。
子供が宿題のプリントで「おじいさんはかぶをどうしたかったのですか？」の
問に（答えは「抜きたかった」）
「シチューにでもするか（おじいさんの口調を真似ているらい）」
と、書いていました。
ちょっとおかしかったので「ロシアの話だからボルシチにしたら？」と言ってみました。
子供は、文字の間からいろんなものを吸収しているようです。自分が子どもの頃に読んだ「おおきなかぶ」。
読み返してみると「うんとこしょ どっこいしょ」は、
リズム感もよく、その掛け声と一緒に体が動かしたくなる言葉です。
未来に伝えたい一冊です。大きなかぶを、みんなで力を合わせて引っ張る話です。

五歳の子供に読んでみました。
子供を、ひざに乗せて、
かぶを引く時に、子供を揺らしながら、
「うんとこしょ どっこいしょ」と読んでいくと大喜び。
子も、ぬいぐるみを連れてきて、両手に抱えながら
一緒に引っ張っています。

また、かぶを引く人が
一人ずつ増えていくのも、おもしろいようで
「次は、○○が来るよねー。でも抜けないよねー」と
覚えたストーリーを話しながら、ニコニコしてます。


「読んで」と、リクエストの多い本です。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/07/487257835X.html">
<title>罪と罰 (まんがで読破)</title>
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<description>「悪人なら殺しても構わない」「天才は何をやっても許される」「高度な知的バトル」……。
見事に『デスノート』と一致しますね。デスノートの場合、主人公の良心の呵責はあまり描写されていませんが、その分策略...</description>
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「悪人なら殺しても構わない」「天才は何をやっても許される」「高度な知的バトル」……。
見事に『デスノート』と一致しますね。デスノートの場合、主人公の良心の呵責はあまり描写されていませんが、その分策略に特化している。一方、『罪と罰』の場合は逆ですね。ロシア文学の最高峰と謳われるだけありますが、私が学んだ事は、「どんなに清廉潔白で真面目な人物でも、時と場合によっては悪をなしてしまう」ということでしょうか。主人公が高利貸しのおばあさんを殺して、自分を正当化していく心情を
描いた倒叙ミステリーの古典。
かなりスリリングな展開なので思わず物語に引き込まれてしまいます。

これを読んだら是非小説にも挑んでください。おばあさんを殺害するシーンの
描写はやはり小説にはかないませんし、細かな心理描写は小説になってしまいます。

まず漫画でアウトラインを押さえてから小説へ原著は恥ずかしながらまだ読んだことがありませんでした。
マンガにすると一気に15分くらいで読めてしまいます。内容もわかりやすく大体の話の流れが理解できました。
今度原著も読んでみたいなあ、ときっかけ作りにさせてくれます。
絵柄も癖がなくて受け入れやすいです。「天才は何をしても許される。殺人さえも…。」
そういう倫理観で高利貸しの老婆を殺害した主人公。
しかし、彼も自分の良心の呵責には耐えきれなくなった。
その葛藤の様子をうまく表現している。
最後に、この主人公と今のアメリカの何をしても許されるといった姿勢が重なるように描かれている。
さすがに名作です。「非凡人(英雄)は凡人と違って、"正義"のためなら何をやっても許される」という考えに取り憑かれて、一線を越えてしまった男の待ち受ける運命とは？
「罪と罰」の原作をどんなに圧縮しても１冊の漫画には出来ないでしょう。ですので、多少のデフォルメはあってしかるべきであり、一冊読み通して流れが自然であれば、そのデフォルメは成功と言うべきです。(原作を既に読んだ人にとっては違和感があるでしょうけど...) 本漫画は「罪と罰」のエッセンスは残っていますし(登場人物・時代・舞台はそのまま、話の大筋も大体同じ)、格差社会・終わりなき戦争で混沌とした現代(主要国)にも十分通じる内容も持たせているので、漫画化としては上出来ではないかと思います。(最後に主人公が見る悪夢は、現代に通じるようにかなりアレンジされていますが、ドストエフスキー氏が生きていたら、ひょっとしたらこんな感じにアレンジしたかもしれません。かなり衝撃的す) 本書は「原作を読んでみよう」という気を起こさせる十分なインパクトを持っていますので、オススメできます。本作で筋書きを知っていたとしても、原作は(類似点・相違点に注意しながら)面白く読み進めることが出来ます。大体の筋が頭の中に入っていると、初心者には難解な原作を読み通し易くなりますね。(原作を読む時に人物・場面をイメージし易くなっています)
自分自身を「現代のナポレオン」気取りしている世界の政治家(→実は「現代のヒトラー」かも？)にも本書の翻訳をオススメしたいところです。"愛読書は子供の絵本"と答えた何処ぞの国のトップでも、漫画なら読めるでしょうからね...(苦笑)
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/08/4872578899.html">
<title>カラマーゾフの兄弟―まんがで読破 (まんがで読破)</title>
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<description> つい先日、原作『カラマーゾフの兄弟』を評判の亀山訳で、半年程かかってやっとの事で通読したが、ストーリーのあまりの冗漫さに辟易し、この漫画版でストーリーを復習しようと思った。

 ストーリー展開も早...</description>
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 つい先日、原作『カラマーゾフの兄弟』を評判の亀山訳で、半年程かかってやっとの事で通読したが、ストーリーのあまりの冗漫さに辟易し、この漫画版でストーリーを復習しようと思った。

 ストーリー展開も早く、すぐに通読できるのはありがたいが、あの長編を僅か漫画本１冊にまとめるのは当然無理がある。原作の大幅なカット（ゾシマ長老の説教）や重要なストーリーの改変もある。次男イワンは別に革命運動がらみで「大審問官」を語った訳ではないのに、これでは彼の思想があまりに矮小化・軽薄化されてしまっている。風貌もこんなイケメン風でなく、眼鏡をかけたインテリ風でなきゃ。また三男アリョーシャのキャラがやたら軽々しく、なんだか少しバカなのではと思える程だ。

 他方、父親フョードルの描き方は原作以上に現実感があり、絵柄もイメージ通りだった。長男ミーチャも中々上手くキャラが描けていたが、当時のロシア将校の風貌としてはやはり髭があった方が良かったと思う。グルーシェンカ、カテリーナの女性陣はほぼイメージ通りで良かった。

 私は原作自体をあまり評価していないので、対時間効率からすれば本書を読んで粗筋を知り、気になった人は、「大審問官」や「ゾシマ長老の説教」などの名場面だけ、原作に当たれば十分だと思う。
前々から気になりつつも、原作の文章量に抵抗があり名前も覚えにくい所から読まずじまいの作品でした。この漫画の評価としては、内容は分かりやすいものの、人物の考え方の変化や何故グルシェンカに惹かれるのかがいまいち分かりにくく感じました。グルシェンカの心の変化もいきなりのように感じたし……やはりあれだけの量をこんなコンパクトにまとめると仕方ないですよね;登場人物の顔の描き分けにより、名前も覚えやすかったですし、おおまかなあらすじも分かったので原作にチャレンジしたいと思えるようになりました(^-^)難しい本なのでマンガで十分だと思います。ある本の批評では「法学部で司法を学ぶ人に推薦」って書いてありました。絵が汚いのは同シリーズ『変身』と同じだが、内容はもっとひどい。
地上の利益を無視して神に従うことの出来ない人間の弱さを赦さない
神を糾弾した、あまりにも有名な「大審問官」がただの神への悪口に
果てしなくレヴェル・ダウンしている。またそれに対して
あくまでも神への信頼と人間性の向上を説いた崇高な「ゾシマ長老の説教」は
省略に等しい扱い。
元々活字を漫画にすると情報量が減るのだから、どうしもこの大長編を漫画にしたいなら
せめて8巻くらいの長さを用意すべきだった。
あるいは、反対に「大審問官」「ゾシマ長老の説教」のみを抽出すべきだった。
なぜ「カラマゾフの兄弟」から始めるのか？
実際小説から始めると上巻のイデオロギーに躓く事が多いから。
そこを適当に読み飛ばせば、最期まで読破できますが、真面目に考えすぎて
「自分にはレベルが高すぎる」と考えてしまう読者が出てきます。

次に漫画で荒筋だけでも読んでおけば次の小説にいく準備にもなります。
とにかく大意や荒筋だけでも掴んで下さい。

漫画だから読みやすい、それでいいんじゃないの？
これを読んだ後は漫画「赤と黒」を読んでみてください。
小説のプロットが意外なほどに「カラマゾフの兄弟」にそっくりです。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/09/4003261356.html">
<title>罪と罰〈上〉 (岩波文庫)</title>
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<description>すべての人間が、「凡人」と「非凡人」にわかれる･･･凡人は、服従を旨として
･･･非凡人は、･･･かってに･･･を越える権利を持っている。
『ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ』、どこか親近感...</description>
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すべての人間が、「凡人」と「非凡人」にわかれる･･･凡人は、服従を旨として
･･･非凡人は、･･･かってに･･･を越える権利を持っている。
『ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ』、どこか親近感を感じることも･･･危ないかな。
カラマーゾの兄弟に続いて、この作品を読んだ。次は悪霊、そして白痴と決めていたが、しばらく、ドストエフスキーから離れたほうがよさそうだ。なぜか突然、初めてドフトエフスキーを読みたくなった。
ロシア文学は難しそうな気がしていたが、江川卓さんの翻訳は
とても読みやすく、ぐんぐん惹きつけられた。
3日間で3冊読破しました。
人間の心の描写がここまで深くできるものかと、驚嘆するばかりだった。
それに、私は果たして主人公のようにここまで自分の存在の意味、人生を
考えてきたか･･･と考えさせられた。
これから、「悪霊」や他の作品も是非読んでみたいと思いました。なぜこのタイトルなのか？それが知りたくて読みました。
時代背景や宗教観にちがいはありますが、現代社会においてもこの本が伝える罪と罰の真理は変わらないと思いました。

陰と陽、天使と悪魔、裕福と貧困、権力と暴力。。。時代は変わらない。

どの年代で読み返しても色々なことを考えさせてくれる一冊です。僕は旅に出て、列車の待ち時間が長いときなどよく町の図書館にふらりと入って
たいてい置いてあるこの小説を手に取る。そして、この本の真ん中あたりを開く。
そこにこの小説の白眉のシーンがあるからだ。ラスコーリニコフがソーニャに
自分の犯した罪を告白するシーンだ。
純真なソーニャは人間の持つ邪悪さというものを想像することさえできない。
本当に天真爛漫な人間の持つ善良さがこれほどリアルでかつ魅力的なまでに
描写される小説を僕は他に知らない。
もし現実にそのような女性がいるならば本当にめぐり合ってみたいと思う。
人生の旅とはそのようなものでありたい。
ラスコリーニコフが質屋の老婆とたまたまその現場に居合わせてしまった妹のリザヴェーダを殺害してしまう。彼は、大学を辞めてからずっとその考えを温め続け、長い思索とイメージトレーニングの末にその計画を実行するが、なぜ彼がそこまでしてあの老婆を殺さなければいけなかったのかがいまいちよく理解できない。きっと、その時代のロシアの状況に関連しているのであろう。そしてまた不可解なのが、その殺人を正当化していることろである。なにか、彼にその使命でもあるのかのように思っている。ところが、殺害してみると、その正当性がいったいなんだったのか全くわからない。彼自身もよくわかっていないようである。そして、自分の犯した罪にびくびくし始め、混乱し、おかしな言動と行動を繰り返す。読んでいると自分が発狂したような気分になる。それだけ、ラスコリーニコフの混乱が続くのである。一体、この殺害の大義名分は何なのか、ラスコリーニコフは何のために生きているのか、そして、このタイトル『罪と罰』の示す意味とはなんなのか、上巻ではまだ読めないところであ。時代背景をもう少しつかんで次の巻を読んでいきたい。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/10/4334751687.html">
<title>罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)</title>
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<description>読んでみてまず思ったことは・・・

「読みやすい！わかりやすい！」 これに尽きます。

翻訳書にありがちな、難解な言い回しをできるだけしない努力をされていることがよくわかります。
抑揚のつけ方も上手...</description>
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読んでみてまず思ったことは・・・

「読みやすい！わかりやすい！」 これに尽きます。

翻訳書にありがちな、難解な言い回しをできるだけしない努力をされていることがよくわかります。
抑揚のつけ方も上手く、内容もスラスラ頭に入ってきますし、途中で「あれ？これ何だっけ？この人誰だっけ？」となって同じところを読み返す、という事が少なかったですね（あくまでも私はですが。）

ただ、こういう「わかりやすい・簡単な」文章は、文学ではどうしても諸刃の剣なわけで・・・

ドストエフスキーの小説が、普通の小説レベルになりました。
合う、合わないはあると思います。賭博で一文無しになった44歳のドストエフスキーが、乾坤一擲の思いで書いた傑作。選ばれた者の例外的特権、大いなる善の為に小さな悪は許されるか否かなど、重い思想的テーマを扱うが、心理描写や推理小説のような緊張感が素晴らしい。亀山氏の新訳は、日本語としてとても読みやすい。日本語は関係代名詞をもつ西洋語と違い、複雑な構文を苦手としており、主語・述語、主語・述語と短い文章にバラして並列することによって、先へ先へと文章が流れるからである。たとえば、金貸しの老婆を殺した直後のラスコーリニコフの動揺場面を、既訳と比べてみよう。「けれども一種の放心が、瞑想ともいうべきものが、次第に彼を領しはじめた。そして彼は、ともすれば我を忘れて、というよりはむしろ大事なことを忘れて、瑣末な事にかかずらうというあんばいであった」(中村白葉訳、岩波文庫ｐ135)。「ところが放心というか、瞑想とさえいえるような状態が、次第に彼の心を捉えはじめた。数分の間彼は自分を忘れたようになっていた。いやそれよりも、肝心なことを忘れて、つまらないことにばかりひっかかっていた」(工藤精一郎訳、新潮文庫p139)。「だが、ある種の放心といおうか、ある瞑想にも似た状態が、徐々に彼をとらえはじめた。ときおり、われを忘れたような状態に陥った。というより、大事なことを忘れつまらないことばかりこだわるのだった」(本訳p191)。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/11/4003261364.html">
<title>罪と罰〈中〉 (岩波文庫)</title>
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<description>ポンポン話が進んでいく。
おもしろい。
見ていて（読んでいて）非常におもしろく
すぐに残りのページが無くなっていきます。

ドゥーニャとラズミーヒンが恋に落ちるの
かと思いましたが、勘違いでした。
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ポンポン話が進んでいく。
おもしろい。
見ていて（読んでいて）非常におもしろく
すぐに残りのページが無くなっていきます。

ドゥーニャとラズミーヒンが恋に落ちるの
かと思いましたが、勘違いでした。

心理戦は、荒木 飛呂彦さんの漫画（スト
ーリー）と同じ。
ジョジョの奇妙な冒険が好きだから、この
本も途中で挫折せずに、読み進めることが
出来るのだと思っています。
（他の漫画にも心理戦はありますが、陳腐
なので・・・）

次は、（下）を読まねば！！さすがドストエフスキーと言いたくなるような力強く読みやすい文体にぐいぐいと引き込まれ、いっきに読んでしまった。サスペンス、恋愛、ミステリーといったあらゆる要素が凝縮されていて、とてもひとくくりにはできない奥深さがある。 

第２巻の本書はラスコーリニコフの苦悩、次第に周囲の目が自分に向きつつある中でのポルフィーリとの緊迫した駆け引きが描かれる。ポルフィーリとの心理戦もさることながら、ルージンとの縁談における強烈なまでの非常に人間臭いやりとりも見ものである。ã?"ã?®å??ã??è??ã??ã??å??ã?¯ä??ã?'è??ã??ã?¦æ®ºäººã?'ã?-ã??ã?®ã??ã??ã??ã?-ã?¦ä??ã?§æ?©ã?"ã?§ã??ã??ã?®ã??ã??è¦?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã?¨ã?®å¯?æ±ºã?¯äº?åº¦ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã?©ã??æ??æ?°ã??ã??æ?ªå??ã??ã??å±?æ??ã?-ã??æ?ªç?©ã??ã?§ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã?¯æ??å??ã??ã??å¿?ç??æ?¦ã?'æ?'ã?"ã?§ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã??ä??å?¦ã??ã??ä??å?¦ã??ã?§æ??æ-?ã?'é??ã??ã?¦ã??ã??ã?®ã??æ??ã?®ã??ã?¡ã?'é??ã?-ã??ã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?¯ä¸?ç?®è¦?ã?¦ã??ã?"ã?®æ?ªç?©ã?®æ?£ä?"ã?'è¦?ç?'ã??ã??ã??ã?£ã??ã??å¤ªã?£ã??ç¦?é¡"ã??ã?¯é¨?ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã?¯å®¢è¦?ç??ã??è¦?ã?¦ç??ç??å??è£?ç-?1æ?©æ??å??ã??ã?£ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?¯çª?ç?¶ç??ç??ç??ã?ªæ??ç§'ã?®ç§?æ??ã??ã?ªã??ã??ã?"ã?®æ?ªç?©ã??1æ?©ã??å??ã?'ã?'ã?¨ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã??å??ã?®å¤§å?¦ä¸?é??å??ã?®è?-æ-?ã?'ç'?ä??ã??ã??ã??ã?"ã??ã?"ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?®ã??è?-ç??ã??ã?§ã??ã?£ã??ã??æ?¬å?"ã?¯é??ã?-ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?"ã?®è?-æ-?ã?®å?...å®?ã?'äº?å¯©å?¤äº?ã??ã???§ã??æ??ã??ã??ã??ã?¦ã??ã??ã?¨ç??ã?£ã?!?ã?¨ã??ã??å??ã?¯ã??ã??ã?£ã?¦å¬?ã?-ã??ã??ã??ã?£ã??ã?§ã?¯ã?ªã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã?¯å......å??å??ç®-ã??ã??ã?£ã??ã?®ã??ã??ã??ã??ä¸?æ-?äº?å¯©å?¤äº?ã?¯äº?åº¦ç?®ã?®å¯?æ±ºã?§å¿?ç??æ?¦ã?®ç??ã?'ä??æ??ã?'ã??ã??ã??æ?ªé??ã??ç??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?®æ??å??ã?¯æ¬¡ç¬¬ã?¨ï??ã?-ã??ã?-å...¨ã?¦ã?§ã?¯ã?ªã??ï??è¦?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?ªã??å??ã??ã??ã?£ã??ã?"æ®ºäººã?'ç?¯ã?-ã??ã??ã?¨ä??ã??æ?©ã?"ã?§ã??ã??ã??ã?¯å®?é??ã?®ã?¨ã?"ã??ã??ã??ã??ã?£ã?¨ã?®ä??è©±ã??ã?§å??ã??ã??ã?ªã??ã?£ã??ã??ç??è?-ç??ã??è¦?ã??ã?¨é??å?¡äººã?ªã??æ®ºäººã?'ç?¯ã?-ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã?'ã??ã??ã?-ã??ã?-å??ã??è?ªå??ã?'ã??é??å?¡äººã??ã?¨ã?¿ã?ªã?-ã?¦ã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã?¯è¬?ã?§ã??ã??ã??ã?-ã??ã?-å??ã?¯ã??ã?£ã??ã?"ç?¯ã?-ã??ã??æ®ºäººã??ã??ã??ã?®ã?®ã??ã?¦ã??ã??ã?"ã?¨ã?¯ç¢ºã??ã?§ã??ã??ã??ä¸?æ-?ã?§ã?¯å??ã?®ã??è?-ç??ã??ã??ã??ã??ã??ä¸?æ-?ã?§ã?¯ã??ç?ªã?®æ??è??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??å??ã?®è?¦ã?-ã?¿ã?ªã?®ã??ã??ã??ã??ã?"ã?®å??ã?§ã?¯å?°è±¡ç??ã?ªã??ã??ä¸?äººã?®äººç?©ã??å?ºã?¦ã??ã??ã??ã??ã?£ã?¦å¦?ã??ã??ã??ã!??ã?£ã??ã??ã?¯ã??ã?©ã?'è¡?ã?ªã?£ã??å?°ä¸?ã?®ã??ã?'ã?£ã??ã?ªã?¬ã?¤ã??ã??ã??å??ã?¯ã?ªã?"ã?¨ã??æ?-ã??äººé-"ã?§ã??ã??ã??å¦?ã?®æ??æ??ï??æ??å??ã?¯è¬?ï??ã?®ã??ã?¨ã??ã??ã??ã??ã?£ã?'è¿?ã?£ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?-ã??ã?°ã?¸ã??ã??ã?-ã?¦å¦?ã?®å??é??ã?'äº?å??è¦?ã??ã?¨å??ç?¶ã?¨ã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã??ã??ã??ã??ç"?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã?®ã??ã??ã??æ?¯è??ã??å??é??ã?®æ??å??ã?¯èª?ã?"ã?§ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?¨ã?-ã??ã??ã?"ã?®å??ã??è??ã??ã??å??ã?¯ä??ã?'è??ã??ã?¦æ®ºäººã?'ã?-ã??ã?®ã??ã??ã??ã?-ã?¦ä??ã?§æ?©ã?"ã?§ã??ã??ã?®ã??ã??è¦?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã?¨ã?®å¯?æ±ºã?¯äº?åº¦ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã?©ã??æ??æ?°ã??ã??æ?ªå??ã??ã??å±?æ??ã?-ã??æ?ªç?©ã??ã?§ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã?¯æ??å??ã??ã??å¿?ç??æ?¦ã?'æ?'ã?"ã?§ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã??ä??å?¦ã??ã??ä??å?¦ã??ã?§æ??æ-?ã?'é??ã??ã?¦ã??ã??ã?®ã??æ??ã?®ã??ã?¡ã?'é??ã?-ã??ã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?¯ä¸?ç?®è¦?ã?¦ã??ã?"ã?®æ?ªç?©ã?®æ?£ä?"ã?'è¦?ç?'ã??ã??ã??ã?£ã??ã??å¤ªã?£ã??ç¦?é¡"ã??ã?¯é¨?ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã?¯å®¢è¦?ç??ã??è¦?ã?¦ç??ç??å??è£?ç-?1æ?©æ??å??ã??ã?£ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?¯çª?ç?¶ç??ç??ç??ã?ªæ??ç§'ã?®ç§?æ??ã??ã?ªã??ã??ã?"ã?®æ?ªç?©ã??1æ?©ã??å??ã?'ã?'ã?¨ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?ªã?£ã??å??ã?®å¤§å?¦ä¸?é??å??ã?®è?-æ-?ã?'ç'?ä??ã??ã??ã??ã?"ã??ã?"ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?®ã??è?-ç??ã??ã?§ã??ã?£ã??ã??æ?¬å?"ã?¯é??ã?-ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?"ã?®è?-æ-?ã?®å?...å®?ã?'äº?å¯©å?¤äº?ã??ã??ã?§ã??æ??ã??ã??ã??ã?¦ã??ã??ã?¨ç??ã?£ã?!?ã?¨ã??ã??å??ã?¯ã??ã??ã?£ã?¦å¬?ã?-ã??ã??ã??ã?£ã??ã?§ã?¯ã?ªã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã?¯å......å??å??ç®-ã??ã??ã?£ã??ã?®ã??ã??ã??ã??ä¸?æ-?äº?å¯©å?¤äº?ã?¯äº?åº¦ç?®ã?®å¯?æ±ºã?§å¿?ç??æ?¦ã?®ç??ã?'ä??æ??ã?'ã??ã??ã??æ?ªé??ã??ç??ã??ã??ã?©ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã??ã?®æ??å??ã?¯æ¬¡ç¬¬ã?¨ï??ã?-ã??ã?-å...¨ã?¦ã?§ã?¯ã?ªã??ï??è¦?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?ªã??å??ã??ã??ã?£ã??ã?"æ®ºäººã?'ç?¯ã?-ã??ã??ã?¨ä??ã??æ?©ã?"ã?§ã??ã??ã??ã?¯å®?é??ã?®ã?¨ã?"ã??ã??ã??ã??ã?£ã?¨ã?®ä??è©±ã??ã?§å??ã??ã??ã?ªã??ã?£ã??ã??ç??è?-ç??ã??è¦?ã??ã?¨é??å?¡äººã?ªã??æ®ºäººã?'ç?¯ã?-ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?ªã??ã??ã?'ã??ã??ã?-ã??ã?-å??ã??è?ªå??ã?'ã??é??å?¡äººã??ã?¨ã?¿ã?ªã?-ã?¦ã??ã??ã??ã?©ã??ã??ã?¯è¬?ã?§ã??ã??ã??ã?-ã??ã?-å??ã?¯ã??ã?£ã??ã?"ç?¯ã?-ã??ã??æ®ºäººã??ã??ã??ã?®ã?®ã??ã?¦ã??ã??ã?"ã?¨ã?¯ç¢ºã??ã?§ã??ã??ã??ä¸?æ-?ã?§ã?¯å??ã?®ã??è?-ç??ã??ã??ã??ã??ã??ä¸?æ-?ã?§ã?¯ã??ç?ªã?®æ??è??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??å??ã?®è?¦ã?-ã?¿ã?ªã?®ã??ã??ã??ã??ã?"ã?®å??ã?§ã?¯å?°è±¡ç??ã?ªã??ã??ä¸?äººã?®äººç?©ã??å?ºã?¦ã??ã??ã??ã??ã?£ã?¦å¦?ã??ã??ã??ã!??ã?£ã??ã??ã?¯ã??ã?©ã?'è¡?ã?ªã?£ã??å?°ä¸?ã?®ã??ã?'ã?£ã??ã?ªã?¬ã?¤ã??ã??ã??å??ã?¯ã?ªã?"ã?¨ã??æ?-ã??äººé-"ã?§ã??ã??ã??å¦?ã?®æ??æ??ï??æ??å??ã?¯è¬?ï??ã?®ã??ã?¨ã??ã??ã??ã??ã?£ã?'è¿?ã?£ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?-ã??ã?°ã?¸ã??ã??ã?-ã?¦å¦?ã?®å??é??ã?'äº?å??è¦?ã??ã?¨å??ç?¶ã?¨ã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã??ã??ã??ã??ç"?ã??ã?¦ã??ã??ã??ã?®ã??ã??ã??æ?¯è??ã??å??é??ã?®æ??å??ã?¯èª?ã?"ã?§ã??ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?¨ã?-ã??ã??
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<title>罪と罰〈下〉 (岩波文庫)</title>
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<description> 主人公ラスコリニーコフは、自惚れやで執念深く、ヒポコンデリーの症状のある男であり、
自分自身そのことに気づきながらも、自分には「しらみ」のような他の人間にはない「人間」
たる何か（例えば、世の立法...</description>
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 主人公ラスコリニーコフは、自惚れやで執念深く、ヒポコンデリーの症状のある男であり、
自分自身そのことに気づきながらも、自分には「しらみ」のような他の人間にはない「人間」
たる何か（例えば、世の立法者や権力者となる素質）があると信じている。

 こうした主人公の特徴については様々な解釈があると思うが、私はこれらの徴候は全て自己
愛に基づくものだと考える。つまり、ラスコリニーコフは自己愛に生きているが故に孤独であ
り、「病的な自尊心の持ち主」だったのである。例えば、親身になって自分や家族の世話をし
てくれているラズミーヒンに対して、彼は「いい男」とは言うが、一言も礼など言わず、むし
ろその親切に対して迷惑だと言ったり、軽蔑したりしている。また、他人をほとんど自分より
下等のものと見たり、馬鹿にしたりすることに何の罪悪感もない。

 彼は刑務所に入ってからもしばらくの間は自分の犯した「罪」を自覚できなかった。彼があ
の殺人に対して抱いたものは、老婆への心からの贖罪ではなく、「しらみ」のような老婆を殺
すために、彼が歩むはずだった偉大な人生に汚点をつけ、母と妹を苦しめたことへの悔やみ
だった。
	
 彼が罪の意識を取り戻すことができたのは、最後に、自分のソーニャに対する愛に気づき、
ソーニャの愛を受けたことによって、自己愛という孤独から救われ、周りがやっと見えた（愛
を周りにも与えることができるようになった？）ときである。その後彼は周りの囚人たちから
も嫌われなくなった。

 ソーニャは彼が刑務所に入る前に、「彼を生きさせるものは、死への恐怖と臆病しかないの
かしら」というような意味のことを言っているが、自尊心からくる人生の苦悩や死への恐怖か
ら人間を救えるものは、心からの他への愛であるということをドストエフスキーは伝えた
かったのではないかと思う。
（大変に感銘を受けたが、個人的にはスヴィドリガイロフの描写の一部が蛇足な気がしたので
☆四つ。）はじめて読んだドストエフスキーですが、度肝を抜かれました。文章の力といったらいいのか、１００年以上前の著作でありながら、強烈に引き込まれました。
本書の翻訳者である江川卓さんの「謎解き「罪と罰」」を読んで、ドストエフスキーの凝りに凝った思考過程を知ると、２個目の度肝を抜かれました。
サスペンス・恋愛・思想・・といったさまざまな要素をキリスト教的世界観によってつむぎ、しかも、これらが複合的・多義的な独特の言語感性によって表現されており、とにかくスゴイ小説です。
ストーリー展開はもちろんですが、単に、「文章感を味わう」だけでも、実に質の高い酩酊感を味わうことができます。ドストエフスキーの翻訳では江川卓のものが一番好きだ。読んでいて意味が分からぬ箇所が無いし、味も素っ気もない訳文でもないからだ。
20年ぶりで再読したが、勘違いしていた箇所があった。ソーニャの前で路上に跪いた時点で主人公が転向＝回心したものと思っていたが、そうではなかった。まだこの時点ではニーチェ風の超人思想に片足突っ込んだままなのだ。
また前半の、ニヒリズムが必然的にマゾヒズムに至る描写が秀逸だと思った。
作者の異常な反ユダヤ傾向にも気が付いた。よく言えば力強い作品、悪く言えば無骨な作品。
刃物にたとえると、なまくらの「ナタ」のようなイメージでしょうか。歯が所々欠けているけれど、力でどすんと叩き切ってしまうような力強さを感じます。

日本の第一級の小説（たとえば三島由紀夫の作品）と比べた場合、繊細な奥深さという点では『罪と罰』は正直言って見劣りすると思います（少なくとも、情景描写については三島の方がはるかに上でしょう）。また、『罪と罰』では、ストーリーの冗漫さや登場人物の設定の強引さといった不出来な部分も目につきます。

しかし、上記のような欠点があったとしても、作品の持つ迫力で吹き飛ばされてしまうのか、読んでいるうちにあまり気にならなくなります。この辺が"世界の名作"といわれる所以なのかもしれません。

訳文は非常にこなれていて読みやすいと思います。1,000ページを超える長編なのに挫折することなく読み通すことができたのは、訳者の江川氏のおかげかもしれません（工藤訳は読んでいないので比較はできませんが・・・）最後まで読んでも、罪と罰が何を意味するのかわかりませんでした。主人公は高利貸しの悪徳の老婆を殺しますが、あくまで人々を助ける目的でした。罪とは老婆を殺してしまったことを指すのか、それとも結局、殺してしまった動機が自分の正義感に対する傲慢にあったことを指すのか。罰とは法律上の罰を指すのか、それとも殺してしまった後に訪れる苦悩に苦しむことなのか。読み終えた人に、罪と罰って結局なんでしたか、と尋ねても千差万別になるような気がします。
心理的描写は緻密で、繊細です。かつ終始一貫、壮大な結末に向かって物語りが展開します。ただ、最終的な結論が人間には愛が必要だという結論には少し腑に落ちませんでした。それまで人間の生と死や、道徳について語っているのにも関わらず、それまであまり語られてこなかった愛が結論にきて、希望が見えて終わるというのにはあまりに抽象的であり観念的で、説得力に欠ける気がしました。
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<title>戦争と平和 (まんがで読破)</title>
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<dc:date>2008-12-04T23:29:38+09:00</dc:date>
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<description>世界史をマスターしていないせいか、１回読んだだけではあまりよく分かませんでした。
２回読むと分かってきました。
内容は、１９世紀初頭に、フランスとロシアとの戦争が舞台になっています。
それを背景に、...</description>
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世界史をマスターしていないせいか、１回読んだだけではあまりよく分かませんでした。
２回読むと分かってきました。
内容は、１９世紀初頭に、フランスとロシアとの戦争が舞台になっています。
それを背景に、若者がいろいろ思い悩みながら成長していく物語です。
恋愛や死に直面した若者の心境が豊かに描かれています。
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/14/4102010106.html">
<title>カラマーゾフの兄弟 上   新潮文庫 ト 1-9</title>
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<description>読み終えて本を閉じた後に涙が流れる、深い余韻を持った作品です。
さまざまな人物や人生、そして神、信仰、愛、憎しみ、狂気、理性、親子、兄弟、が克明に描かれています。人間の強さも弱さも気高さも愚かさも美...</description>
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読み終えて本を閉じた後に涙が流れる、深い余韻を持った作品です。
さまざまな人物や人生、そして神、信仰、愛、憎しみ、狂気、理性、親子、兄弟、が克明に描かれています。人間の強さも弱さも気高さも愚かさも美しさも醜さも、つまり人間そのものが描かれています。
今までの自分の生き方はどうだったのだろう、これからはどう生きていけばよいのだろう、読み終えた後、様々な問いかけを自分自身に繰り返しました。少しずつ自分が変わっていくのかもしれません。
これ以上のコメントをするのは難しい作品だと思います。 読み終わる頃になって、ようやく気がついた。この作品も、あるいは「罪と罰」も、文学における「ニーベルングの指環」のような存在なのだ。あるテーマ（ひとつとは限らないが）を極限まで引き伸ばす。結果恐ろしい長さで人を圧倒する。ところどころにハッとするようなことも書かれてはあるものの、それが全体の中に埋没していきやがて忘れられていく。作者は、現代人のような忙しい日々を送っている人に読んでもらうために本書を著したのではあるまい。このような長編が書かれ、また読まれる時代は疾うに過ぎた、と私は思う。とにかく長い話だが、読み終えるのが惜しい。この小説の中には生や運命、神といったものへのたくさんの疑問が詰め込まれている。もちろんさまざまなキャラの濃い人々が織りなす愛憎の物語としても楽しめる。現代(それでもロシア革命前に書かれた作品だが)の聖書といっても過言ではないと思う。この上巻には「大審問官」というエピソードが出てくる。イワンがアリョーシャに語る自身の創作だが、興味深い。かいつまんでいえば、「物質主義からの神への告発」本書から感じさせられること。
１．どのような人にも誠実な心根がある。
２．どのような人にもプライドがあり、それが大切なものである。
３．どのような人にも神聖なるものへの憧れ、畏れ、すがる気持ちがある。
今、この小説の5度目の再読中。世界の文学作品中、真に読み継がれていくべき名作の1つであり、途中で止めるにしても、まずは読み始めてみることをお勧めします。読み進める中で、魅力的な登場人物達の各シーンでのセリフ、行動から、人間というものの多彩さについて読者は考えさせられます。
私にとって、上巻で（又は全巻を通じても）最も感動的なシーンはイリューシャ少年のエピソードです。主人公アリョーシャの長兄ドミートリイから、大好きな父親が受けた侮辱を少年はどうしても忘れることができない。最後には「パパ、ねえ、パパ、大好きなパパ、あいつはパパにひどい恥をかかせたんだね！」と父親と抱き合って泣いてしまう。2人の娘の父親として、自分の子供のこうした感情はなんともかわいそうで、何度読んでも、やり切れない気持ちになってしまいます。とても優しい少年の心に感動します。
これに対して、アリョーャは、今になればドミートリイが自身の行為を悔やんで許しを求めるはず、とその父親に誓うのですが、高潔な精神を持つドミートリイは確かにそうするかもしれないと思います。しかし、そうしたシーンは結局出てこない。そこがまた、なんとも悲しい感じがしてしまいます。そうしたシーンがあれば、少年と父親も少し救われるように思うのですが。
上巻では「大審問官」のエピソードが素晴らしい、すごい、という話はよく聞きますが、私には、このエピソードの良さはよく分かりません。3人兄弟のイワンは単なる頭でっかちな男のように思えます。最初は、色々と深そうな難しいことを言うので、イワンに魅かれるのですが、結局、何がしたいのか、よく理解できません。大審問官のエピソードも同じ感じで、確かに深そうですが、何が素晴らしいのか、すごいのか、よく分からない。今後、もっとこの作品を読む中で、イワンについて違った理解ができるのかもしれないですが。イワンに関するエピソードであれば、私には、アリョーシャの前で、カテリーナに自分の思いを告げるシーンのイワンの方がいいように思います。
とにかく色々と感動できると思いますので、まだ読んでいない方は、是非、読み始めてみて下さい！
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4102010114.html">
<title>カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)</title>
<link>http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/15/4102010114.html</link>
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<description> 中巻は、おおきくわけて二部ある。一つは、ゾンマ長老の死にあたって苦悩するアリョーシャ、そして二つ目は、ドミトリーの破局（完全にそうなのかは下巻を読まないとわからないが）である。
 ゾンマ長老の死に...</description>
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 中巻は、おおきくわけて二部ある。一つは、ゾンマ長老の死にあたって苦悩するアリョーシャ、そして二つ目は、ドミトリーの破局（完全にそうなのかは下巻を読まないとわからないが）である。
 ゾンマ長老の死については、死んだ後でも聖なる人は決して死臭がただようばかりか、かぐわしい香りがすると信じられていたことに、まずカルチャーショックを覚える。で、実際、当然のことながら死臭がするのだけれど、それによって、長老制度に反対する物や、生前ゾンマ長老をよく思わなかった人たちは、生前の長老の行いについてやれこれと中傷はすれど、科学的な意見はでてこないところをみると、その時代のキリスト教の浸透がいかに磐石であったかをものがたる。なによりアリョーシャはそれにひどくショックを受けるが、彼なりに最後に悟りに似たように目が開ける。自分的には、彼は、きっと教会内部の権威やしきたりに縛られるのではなくて、社会の人に尽くすことが大事であると悟ったのではないかと思えた。ここででてくる寓話が、芥川龍之介の「くもの糸」とそっくりなのに気がついた。ロシアではくもの糸の変わりに「葱」であるところが面白い。
 つぎにドミトリーであるが、この人は、今の時代的に言うと「不器用な人間」というのだろうか、社会に生きる術を身に着けることに何の価値も見出さず、自分が「高潔」だと信じる生き方を自分なりに解釈して猪突猛進に突き進むタイプであり、親父のヒョードルよりもさらにたちが悪い。彼に親殺しの嫌疑がかけられたときの「予審」の章はおもしろい。ドミトリーがなにか発言すればするほどどんどん墓穴にはまっていく。ただ、読者は、彼が犯人でないことはほぼわかっているので、いったい誰が真犯人なのだろうかと考える推理小説じみた色合いもでてくる。（上巻のレビューから続く）
そしてこの小説の「恐ろしさ」についてである。「哲学」というものは、自分の内面から湧き出てくる感情（愛情とか憎悪などのあらゆる感情）の源泉について、重ねて自らの内面に「質問する」ことによって織り成されると思う。けれど、質問というのは恐ろしいものだ。予期せぬものが起き上がってくる。この小説では、多くの登場人物が、自律的か否かによらず、この「質問」を自らに突きつけねばならなくなる。恐ろしいものが徐々に起き上がり、それを認識してゆ過程が描かれる。

登場人物たちは、この「質問」と「考察」を自らのモノローグだけでなく、他者との会話を行うことでも深く掘り下げていくが、その際、しばしば「鳥肌のたつ」ように恐ろしい瞬間が読み手を襲う。ものすごく深い絶対触れてはいけない核心のようなものが、ふと垣間見える。・・そして「狂」の存在。この小説では、「狂」とその認識についても語られていると思うが、「狂」とは、自分の中の「一種類の根源的な感情」のみによって行動論理が縛られる状態にあることを指すのではないだろうか。つまり誰でも瞬間には狂たりえるのだ。

「狂」は何も無知によって引き起こされるとは限らない。場合によっては、深く自己の内面について思索し、探求した結果、その領域に至ることもある。そこで善なるものが聴こえるはずだというのはカント的だろうか。しかし、それは外面的には「狂」となるかもしれない。この小説は、そんな恐怖を実地検分する怖さがある。登場人物たちが自己を探求するとき（そのようなシーンはしばしばあるが）自分でも、それまで考えてもみなかったような、根源的な「嫌なもの」が、しっかりと自分の内奥に存在している確かな予感を感じ、そこで、途方にくれて立ち止まるのである。その瞬間の「怖さ」は比類ない。
（下巻のレビューへ続く）上巻とうってかわってジェットコースターのようなスピード感あふれる急展開で物語は進む。
あまり良いイメージで描かれなかったドミートリーですが彼が今後の重要な役どころとなります。
見所満載の中巻です。

悪い人間ではないが直情型でかっとなると何をしでかすかわからぬ彼。
そんな彼はとある事件で最重要人として拘束されることになる・・・。
ドミートリーとグルーシェニカの心からほとばしる言葉が胸を打ちます。
なかでも彼の夢の中で発した言葉は静かな感動を呼びます。

今後の展開が気になりつつも彼の心変化を味わいたい本です。 私たち人間の人生には少なくとも一度ぐらいは悩み貫かなければならないときが来る。
 アリョーシャの場合、それがゾシマ長老の死、そしてその後の悲惨な事態だった。

 そんなとき、人間は今までの信仰、理念を疑ってしまう。しかし、それには何らかの意味があるはずだ。
 それを見つけたとき、私たちはその苦悩から解放される。

 そのようなことがこの傑作の中巻から感じた。

 さらにこの巻は物語の最重要場面でもある下巻の裁判へと繋がっていく。

 この中巻が最もアリョーシャ視点で書かれているため、その多感なものの見方が非常に面白かった。

 上巻は読むのに時間を要するが、中・下巻はどんどんと頭の中に入れたくなる展開が詰まっている。
 上巻でリタイアしてしまった方はそこまで読んでしまったら、あとは楽なのでぜひ再チャレンジしていただきたい。「・・・結局、世界の終末には、永遠の調和の瞬間には、何かこの上なく貴重なこと（нечто до того драгоценное）が生じ、現れるにちがいない。しかもそれは、あらゆる人の心に十分行きわたり、あらゆる怒りを鎮め、人間のすべての悪業や、人間によって流されたいっさいの血を償うに十分足りるくらい、つまり、人間界に起ったすべてのことを赦しうるばかりか、正当化さえなしうるに足りるくらい貴重なことであるはずだ」（イワンがアリョーシャに語った場面旧版上巻４５３頁）
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<title>カラマーゾフの兄弟 下　   新潮文庫 ト 1-11</title>
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<description>とにかく作者の思想の深さに驚くばかりです……
日本文学がこの作品、はてはドストエフスキーから受けた影響は計り知れないとよく言われますが、これは影響を受けても仕方がない。
きっとこの本が出版された当時...</description>
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とにかく作者の思想の深さに驚くばかりです……
日本文学がこの作品、はてはドストエフスキーから受けた影響は計り知れないとよく言われますが、これは影響を受けても仕方がない。
きっとこの本が出版された当時の人々は目が醒める思いで読んでいたことでしょう。

この作品は長大なので誰にでもお勧めできるわけではありませんが、少しでも興味が湧いたら是非読んでほしい作品です。読み終えて本を閉じた後に涙が流れる、深い余韻を持った作品です。 
さまざまな人物や人生、そして神、信仰、愛、憎しみ、狂気、理性、親子、兄弟、が克明に描かれています。人間の強さも弱さも気高さも愚かさも美しさも醜さも、つまり人間そのものが描かれています。 
今までの自分の生き方はどうだったのだろう、これからはどう生きていけばよいのだろう、読み終えた後、様々な問いかけを自分自身に繰り返しました。少しずつ自分が変わっていくのかもしれません。 
これ以上のコメントをするのは難しい作品だと思います。ついに読了。平成20年10月12日。やっとｴﾍﾞﾚｽﾄに登頂した気分。しかしながら、しがないｻﾗﾘｰﾏﾝ生活の中で少しずつ読み進める作品ではありません。それこそ時間が有余っている学生諸君。2日くらい徹夜して一気に読み進めることをオススメする。なぜならその読み方こそ、本作品を余すことなく堪能できるからだ。切れ切れの読み方であると、全体像が掴みにくい。様々な呼び名で呼ばれる登場人物の区別が付きにくく、難解な本書は体力に任せて一気にいくべきである。明日明日40の身では体力が付いて行かない。しかし、再読しないと収まらない。内容については、再読後レビューします。（涙）三度目の正直で世界最高峰と呼ばれるヤマ?の登頂に成功しました(笑)上巻で幾度も無理なのか?と挫折しそうになりましたが中巻のあの事件以降、俄然読むペースが速くなり下巻はあっという間に読み終わりました。下巻の裁判シーンの描写が圧倒的な迫力です。読んでいるというより体感しているようでした。ロシアの文豪の傑作というといかにも難解極まりない印象ですが、個人的には昼ドラのドロドロ愛憎劇風なところも感じられ面白かったです。三兄弟のキャラも興味深い。野獣(笑)の長男、ツンデレ(笑)の次男、美男子で人間とは思えぬ(笑)出来過ぎの三男。野獣は石井慧(笑)ツンデレは福山雅治、三男はあまりにも浮世離れしてるのでCGって感じでそれぞれイメージキャラクターを思い浮かべながら読みました(笑)上巻を読破出来れば、かなりの確率で下巻の最終頁に辿り着けると思います。酔狂にもこの小説を読破しよう!と思っている方、今読めなくても読みたいという意思を持ち続ける限りいつか読破出来る日は来ます!私でも読破出来たのですから。最後にこちらにレビューを寄せた皆様に感謝。挫けそうな時に励みになりました。 ドスト氏は、期待していた。アリョーシャがキリストの似姿として読者に読まれることを。私のおぼろな記憶が確かならば、物語の最後のほうで、アリョーシャが子供たちに囲まれて、何か語る場面があったはずだ。その囲んでいる子供の数は、確か、11、2人だったはずである。11、2人。イエスの弟子はイスカリオテのユダを除けば、11人、入れれば12人だ。確か、これを最後にアリョーシャの姿は、物語から消えてしまう。
 太宰は、期待していた。「周さん」がキリストの似姿として、読者に読まれることを。「惜別」において、「周さん」は物語の最後のほうで、帰国して、民衆の精神を改革するため文芸運動を起こす決意を語り手に述べ、これを最後に「周さん」の姿は物語から消えてしまう。アリョーシャと「周さん」、両者は、何事かをなす前に読者を置き去りにして消えてしまうのである。「惜別」には、「周さん」が創作したとされる、難破した水夫の話が登場する。この話を井上ひさし氏は、『人間合格』において芥川「蜘蛛の糸」に出てくるカンダタの生前の行為とほとんど同じ話としてとらえている、と私は見る。つまり、どんな罪人でも、一生に一度は、よい行いをする、人間もすてたもんじゃない、そんな風にとらえているらしい。この読みが確かならば、「カラマーゾフの兄弟」が、太宰の「周さん」創造に影響を与えた、と読めそうである。確か、芥川「蜘蛛の糸」に登場するカンダタの行為は、「カラマーゾフの兄弟」中の挿話「一本の葱」に想を得たものではなかったか。とすれば、太宰の難破した水夫の話も「一本の葱」の影響を受けたもの、と言えそうである。さらに太宰の随筆に難破した水夫の話を含んだ「一つの約束」という作品があり、「一本の葱」との語呂の響きの類似から見ても、太宰が「カラマーゾフの兄弟」を意識しながら、「周さん」を創造した可能性はある、と私は思う（詳述は避けるが、水夫の話は「惜別」のミニチュアであるからだ）。 
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<title>トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)</title>
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<description>トルストイは後期になると、身分に関係なく分かりやすく伝えることができる文体を大切にした。それゆえ後期トルストイにとって「アンナカレーニナ」や「戦争と平和」は不要な部分があまりに多く、分かりにくく、肯...</description>
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トルストイは後期になると、身分に関係なく分かりやすく伝えることができる文体を大切にした。それゆえ後期トルストイにとって「アンナカレーニナ」や「戦争と平和」は不要な部分があまりに多く、分かりにくく、肯定的な評価を下さなくなったという。

結果、民話という形で後世に伝えたいことを表現しました。言い換えればトルストイの思想の濃縮版であり、最良の入門かつトルストイの全てといっていいでしょう。分かりやすい物語で語られる言葉に読者の心がどんどん突き動かされる。トルストイの伝えたい思想に、決してキリスト教信者ではないのにも関わらず、共振共感振動してしまう。トルストイ主義者が出てくるのも、なるほど理解できると思います。

さてトルストイの民話集は岩波文庫や岩波少年文庫、福音館からと様々な出版社から出されています。個人的には17編も収録されており、ゆったりとしたスペースで大きめの文字でかつ挿絵の入ったイメージしやすい福音館古典童話シリーズもなかなかよいと思われます。ただ重いですが。。
トルストイが晩年に書た作品です。 
標題のイワンのばかも知られた作品ですが、 
どれも短くそして、無駄がなく多くを教えてくれる作品です。 

 確かに宗教色はあります。それでも本当に人にとって何が必要か、いかに人生を過ごすかそれらに対する一種のトルストイなりの考えが濃く出ています。 

 因みに訳も非常によく、とても自然に読めます。中村白葉さんに感謝。 

 つつましくも素敵な話がちりばめられた一冊です。民話としてわかりやすく表現されながらも、人間の生きる意味をかんがえさせられました。時代を問わずたくさんの人にうったえるものが本書にはちりばめられていて、読後感はひとそれぞれに価値のある思いにいだかれるとおもわれます。果たして神様や悪魔とはどこにいるのでしょうか。わたしは本書であらためてその摩訶不思議な疑問には自分なりのこたえをえた気分になれました。子供から大人まで幅広く読み継がれてゆく作品だと私も思います。記20071216トルストイは名門貴族かつ大地主の跡取りとして生まれ、何不自由なく育ち、作家としても「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」などの名作を産む。ところが、ある時から共産主義に目覚め、自分の生活に疑問を持つようになる。人は平等に暮らすべきではないか、土地を所有している人と小作人がいるのはおかしい。自分も財産を捨てて、一介の人間として生きるべきではないか。当然、周囲からは反対を受け、遂には一族から放逐されてしまう。トルストイの作風が前期と後期とで全く異なるのはこのためである。

本作は当然、後期に書かれたもので、上述の平等主義、共産主義(当時のロシアには民主主義という概念はない)を平易に民話風に語ったものである。「正直ものはバカを見る」のではなく、正直に生きる事こそ尊いという理想を素朴に綴ったもので、素直に感動できる。書き手に取り澄ました所がなく、読者と同じ目線で書いているので親しみが持てる。

個人的には「戦争と平和」のような大作より、本作の方が好みである。平易な文章で書かれているので子供から大人まで誰でも手軽に読める。一服の清涼剤となる名作。
たまには名作も読まないと、という不純な動機で読んだ本。実は多読主義にやや疲れを覚え、そろそろ読書の対象を精選すべきではないか、と血迷ったときに買った本である。「イワンのばか」の筋さえろくに知らなかった疎い私には、本書は猪木のビンタのようなものだ。

民話であり、多くは口承説話に取材した作品である。話の筋は穴だらけなのに、妙に心に残るのは、作者が物語の核心を違わず掴んでいるからであろう。全部で９編が収録されているが、一番印象的な作品は、「三人の隠者」で隠者が海の上を滑ってくる場面。単純な文体なのに、総毛立つほどの効果である。また、「人にはどれほどの土地がいるか」は、子どもの頃教科書で読んだから、懐かしかった。

解説は何だか難しい言葉を使って、易しいことを難しく表現しているようである。文章は理解されてこそ意味があるのに・・・。

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<title>アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)</title>
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<title>罪と罰 (下巻) (新潮文庫)</title>
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<description>ドストエフスキーが1866年に発表した長編小説。ドストエフスキーなんて長いし、ややこしい名前だし、余程の本好きか、学者しか読まない筈だと思っていた。読み始めて、そんな先入観は吹き飛んだ。罪の定義、そ...</description>
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ドストエフスキーが1866年に発表した長編小説。ドストエフスキーなんて長いし、ややこしい名前だし、余程の本好きか、学者しか読まない筈だと思っていた。読み始めて、そんな先入観は吹き飛んだ。罪の定義、それに見合う罰。そんなものを、普通の人は決められない。だが、主人公ラスコ-リニコフは決めてしまう。「自分は特別な人間だから」という、もっともらしくも脆い根拠で、やってしまう。この男は悪意に満ちた悪い人間かと言うと、そんな事はなく、自分の根拠に確信が持てずに、悩んでいる。その様は滑稽で笑えてくるのだ。哀れだ。当然のごとく、自らも罰を受ける。その罰が妥当か、自分には分からない。生態系のルールに従えば、許される行為では無い。そして、そのルールは正しいと思う。こんなにも間違いだらけの本をよく作れたもの。ドフトエフスキーが泣きますよ。
これから読むなら、絶対他の人の訳をお勧めします。作者は人を殺したことがあるんじゃないかというくらいに殺人者の心理描写がリアル。それぞれのキャラクターもたっている。長い話なのに全く飽きない展開。よい演劇を見ているかのようだった。
人間の心理をこんなに深く重厚に描いてくれて、文学万歳と思った。選ばれた人間は、自らが正しいと信ずるならば、法律（殺人）を犯す権利があるという自らの思想を実行に移すため、ラスコリーニコフは金貸しの老婆を殺害し、彼女の金を有益に奉仕しようと決意する。しかし同時に彼は老婆のみならずリザヴェータまでも殺害してしまった。犯行後、様々な人物が登場し、様々な思考がラスコーリニコフを過るが、ソーニャの勧めもあり、遂にラスコーリニコフは自白してしまった。シベリヤの流刑地にて八年間の懲役に服されるが、そこでも彼を見捨てずにいてくれたのが、ソーニャであった……。

本書の粗筋は多くの人が前提として知っていることでしょうが、実際に通読するとその濃度は計り知れません。日数にしても場所にしても短く狭い話なのですが、その分、ラスコーリニコフと登場人物達の密室空間での対話（特にスヴィドリガイロフ、ポリフィーリイ、ソーニャなど）がそれぞれ色濃く、紙数の大半を占め、そのグルーヴに読者は呑まれるばかりの勢いで読み耽ることとなります。例えばスヴィドリガイロフとの対話では、その妖艶さに身震いする思いでしたが、ソーニャが福音書を読む場面では、反動的に救いを感じたり、キャラクターごとの特質をドストエフスキーは巧く描き分けています。しかし、本当に色々な人物（ラスコーリニコフ、ラズミーヒン、スヴィドリガイロフ、ドゥーニャ、ソーニャ、マルメラードフ、カテリーナ、ルージン、レベジャートニコフ、ポルフィーリイ、などなど）が出て来る為、珠に頭が混乱してしまうので、http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/t-soukanzu.htmlのサイトで人物相関図を参照させてもらいながら読むと、より良く理解できると思います。「現代の予言書」とも言われる本作ですが、例えば進歩主義者のレベジャートニコフが、「ぼくはいま未来社会では他人の部屋へ自由に出入りできるという問題を、……」とルージンに言いますが、これはもしかして現代のネット社会の暗示ではないでしょうか。スヴィドリガイロフの自決の際も、アメリカ嘲笑しているように感じられますが、これは『カラマーゾフ』のミーチャの発言とも被るところがあり、意味深な予言として私には映ります。その他にも、様々な暗示が仕掛けられているようにも思えます。さらに、ラストの、流刑地でのラスコーリニコフの枕元にあるソーニャの福音書という結びですが、「彼は今もそれを開きはしなかったが……」、という、キリスト教による救済を描きつつも、それを絶対視させないで曖昧にさせ、読者に委ねる表現に、絶妙さを感じました。トルストイとドストエフスキーの違いは、こういったキリスト教信仰の差異でしょう。トルストイはキリスト教絶対主義のように思えますが、ドストエフスキーは何やら半信半疑のように思えます。いずれにせよ、内容が青黒いカオスで満ち溢れている本作の尾鰭に、この救いがあるのと無いのとでは、大きな違いでしょう。

『源泉の感情』という三島由紀夫の対談集の中で、小林秀雄は、「『金閣寺』は燃やすまでの動機小説で、『罪と罰』は殺してからの小説」と両者を峻別していますが、それでも両者に共通するのは、読者を乗せて運んでゆく魔的なものが乗り移った筆力であろうと個人的には思います。グングンと吸い込まれてゆく力に漲っているのです。それと、この『罪と罰』は、構成がとても素晴らしいです。全部で六章ですが、各章どれも凡そ百五十ページほどで、その中に1、2、3……と、大体二、三十ページごとに府割りされています。これが凄く読者にとっては読み易い構成なのです。兎にも角にも、推理小説として、思想小説として、恋愛小説として、老若男女問わず満足出来る、エンターテイメント性に富んだ純文学の傑作であることは断言し切れます。

何度心震える場面があったろうか、人間の心情をこれでもかと描写するドストエフスキーは本当にすごい。
しつこいぐらいの言葉の連続攻撃、くせになりそう。読み返してまた興奮する。
一度挫折したが、またチャレンジして本当に良かった！ 
ラスコリーニコフの思想・論理は危険だが、本質をついてる気がする。登場人物の魂の叫びが伝わる。
人類史上最高の小説と言われるのも納得。訳者による解説もまとめとして非常に良いと思う。
ただ、訳自体は岩波文庫のほうが読みやすいかもしれない、若い人にとって。でも文句なし星５！
僕にも、そして誰にでもソーニャはいるのだろうか？？
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<item rdf:about="http://14bookshop.bestbook-shop.com/detail/20/4334761631.html">
<title>シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)</title>
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現代語訳は、...</description>
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確かに現代語になって読みやすくはなったと思う。しかし、その一方でホームズ独特のあの格調高さといおうか、文章から滲み出るロンドンのあの時代の空気というものも薄まってしまったように感じる。
現代語訳は、やはり現代にこそあっているもので、ホームズの書かれた時代には、それに近い
硬質な古めかしい文体こそが、似合っているように思う。
◆「赤毛組合」

 ▼あらすじ

  赤毛の質屋・ウィルスンは、店員の勧めで「赤毛組合」の欠員に応募し、見事合格した。

  組合が彼に与えた仕事は、１日４時間、事務所で大英百科事典を筆写することだけ。
  しかも、週給４ポンドという法外な報酬だった。

  ８週続いたこの仕事は、事務所に残されていた「赤毛組合は解散した」
  という声明文とともに終わったのだが……。


 ▼感想

  序盤において「赤毛組合」という、いかにも怪しげな組織が示された後、
  中盤でのホームズの推理・調査、そして終盤の活劇へと繋がっていく
  メリハリの利いた展開は、まさに短篇のお手本といえます。



◆「まだらの紐」

 ▼あらすじ

  ２年前、ヘレン・ストーナーの双子の姉は原因不明の死を遂げる。

  彼女が死の数日前から聞いていた「低い口笛」とは何なのか。
  そして、彼女が最期に遺した言葉「まだらの紐」の意味とは？


 ▼感想

  本作は《ダイイング・メッセージもの》であると同時に、外部からストーナーの
  姉の部屋に侵入することが不可能であったことから《密室もの》でもあります。

  しかし、義父の部屋に通じる通風孔、鳴らない呼び鈴の引き綱、床板に釘付けたベット……、
  といった状況自体が、密室殺人を可能にする「実行犯」の姿を浮き彫りにしているといえるのです。



◆「技師の親指」

  謎めいた男の依頼を受け、行き先も告げられぬままに連れて来られた屋敷で、
  悪夢のような出来事に遭い、親指まで失うはめになった水力技師の青年の話。


  事件現場の所在地を、青年が乗った馬車の「状態」から
  推理してみせるホームズのロジックの冴えに注目です。



◆「ぶな屋敷」

  破格の給料で家庭教師として雇われたハンター。
  しかし、彼女は雇い主から「髪を切ってほしい」「こちらの用意する服を着てほしい」
  といった奇妙な要求をされて……。


  「赤毛組合」「技師の親指」と同パターン。
  聡明で行動力のあるヒロインの人物像が印象的です。外国の小説は訳によって難しかったりするので苦手だったのですが、こちらはそんな事ありません。読みやすくどういう意味？という事もありません。
しかもカバーもおしゃれでいいです。全巻揃えたいです。
「シャーロック・ホームズの冒険」は、子供の頃から訳者の違う数種類のものを
読んだことがあったが、いずれも十年以上前の話。
せっかく新訳が出たのだからと、軽い気持ちで手に取ったのが本書だったのだが、
思いの外楽しい思いをさせていただいた。
時代感を損ねず、現代的になった訳も気持ちが良いが、個人的には注釈が有り難い。
日本では馴染みのない事物や制度が、とても分かりやすくまとめられている。

子供の頃から読書に親しんだ人ならば、必ず一度は手に取った本ではないかと思うのだが、
本書で新たに読み直してみるのも一興ではないだろうか。
少なくとも私の場合は、イギリスの文化や歴史への理解を深める一助になったし、
大好きだったホームズシリーズへの再入門の書として、うってつけのように思われた。小学生の時からよく読んでいたシリーズです。
私がよく読んでいたのは河田智雄さんが翻訳されていたのですがこの本の訳も読みやすくて良かったです。原書で楽しむのも良いですが母語で楽しむホームズも違った楽しさがあって良かったです。

ホームズの冒険として収められている１２編はどれもシンプルというか短い文章に面白さが凝縮されています。キレがあってすらすらとお話が進んでいくので幅広い層の方にが楽しめる本だと思います。

ホームズの鋭い観察眼に驚きながらひとつひとつのお話をじっくりと味わえる一冊だと思います。
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